カタバミの花(弁財天堂周辺) |
「よきひとのおほせをかうぶりて、信ずるほかに別の子細(しさい)なきなり」(『歎異抄』)ということばがあります。私にとって「よきひと」(師)がおっしゃることなので、ただただ信ずるだけです、という意味です。
ここまで言い切れる大切なお方との「出逢い」をもてたからこそ、私たちは「信心」できるのです。身語正第二世覚照猊下は、そんな出逢いを、「生みの親も親なれど、まことの親は〈おじひ〉の親」と示されています。
お不動様、お上人様という親、そしていつも私たちのことを気にかけてくださる親先生との出逢いに感謝し、心穏やかな毎日を送りたいものです。
『こすもす』第407号「こころの窓」より
(一部抜粋し再編集しました)