お上人様が身語正立教の仏告を授かられたのは、志々伎湾での壮絶な出来事があった翌々年の大正元年2月18日のことでした(志々伎の記事はこちら)。平戸から基山へ帰郷されたお上人様は、粗末なわらぶき小屋で3人の子供を抱えた赤貧の中、行願に明け暮れる日々だったそうです。現在、その地には立教を顕彰する石碑が建てられています。
「中山身語正宗立教の地」の碑 |
宗紋である梅鉢の下に「中山身語正宗立教の地」と刻まれた石碑は、大正元年から数えて81年目にあたる平成5年2月18日の「立教の日」に本宗の役職者をはじめ、地元の方々を来賓に迎えて除幕式が行われました(『こすもす』第147号、および『めぐみ』66号より)。
平成5年2月18日の「立教の日」に行われた除幕式 (『こすもす』第147号より) |
宗祖上人ご生誕150年を迎える本年、来る18日の立教の日に合わせ、私たちの信仰の原点を改めて見つめなおしたいものです。